【突然切り出された別れの言葉】修復が無理だと感じたときの最終戦略

■まずは彼氏の別れの言葉の分析から

問題に対応する場合には、まず本質的な部分に目を向ける必要があります。ということで別れの言葉の種類についてご理解いただくことにしましょう。男から発せられる言葉には、さまざまなものがありますが、大別するならば４つに集約されることになります。

１）原因は自分（彼自身）にある
２）原因は君（あなた）にある
３）原因は双方にある
４）どちらにも原因はない

言い方はそれぞれなんですが、彼のいう結論は決まっています。いずれにしても別れたいという感情に代わりはないからです。

仮に彼が１）の言葉を用いた場合、あなたはそれを攻めることになるはずです。でも、それはあまり好ましい結論にはつながらないはずです。彼は「ごめん」と謝ることに終始するはずだからです。

もし彼が２）の言葉を用いたのなら、あなたがそれを改めれば良いことになりますが、実際にはそれほど話は単純ではないはずです。

３）の言葉については、それぞれに改善点を見いだすことで乗り切ることができるかもしれません。しかしこれにも問題があります。それは双方にあるはずの問題なのに、彼が一方的に別れを希望しているという点です。これってちょっと矛盾ですよね。

そして最後の４）ですが、原因が何もないのに別れたいというのもおかしな話ですよね。

なお、上記１）から３）は、時に自分自身のため、あなたのため、双方の未来のためといった形に置き換わることもあります。しかしこれも原因があるなしやその所在について言及しているのに等しいものといえます。

つまり、彼のいうことが１）から４）のすべてにおいて、その内容は「別れたい」ということであり、その確たる彼の意向にはさほどの違いはないことをまず理解しておく必要があります。よって、それにあれこれと反論するのは、あまり良い結果を生まないことをご理解いただく必要がありそうです。

彼が別れを切り出したのなら、まずは彼の話をなるべく冷静になって聞くことをお勧めします。途中で反論したいこともあろうかと思いますが、まずは静かに彼の話に耳を傾けます。

「えー！それじゃあ話が終わっちゃうじゃん。嫌だよ別れたくないよ」

ですよね。でもこれ、修復の余地を残す最大限の対応となります。また、あなたは「わかったよ」と答えた後に、ひとつだけ条件を設定します。

「あなたのいうことはわかった。でも、半年だけ私はあなたを待つよ」
「半年待つ？どういうこと？」
「別に意味はないよ。でも半年だけは私はあなたを待つ。あなたはそれを気にする必要はないよ。でももし戻るのなら半年以内にね。それ以降は私は新しい男を作るから」

いかがでしょう。修復が無理だとあなたが認識したのなら、半年間の猶予を持ってあなたは彼を忘れることにしてくださいね。あなたは心の準備をその半年間で行います。

「でもなんでこの展開？」

これは女性心理よりもむしろ男性心理を突いた戦略となります。男は意外に弱い生き物ですし、わりとぶれることがあるんですね。ですから現状、修復が無理だと感じたのなら、あえて修羅場に突入して修復不能に陥るよりも、むしろ彼氏に半年間の考える期間を与えた方がいい場合があるわけです。

なお、半年の間に、彼は高い確率であなたに連絡をしてくるはずです。でも、安易に関係を戻すのはＮＧです。必ず彼の真意が何であるのかを確認する必要があります。で、彼から次の言葉を引き出すことができたなら、とりあえずミッションは完了ということになります。

「ごめん。俺、やっぱりお前じゃなきゃだめだわ」

さて、その段階において、もしあなたにその気があるのなら、結婚のフェーズへとお話を進めてしまうのも手ではあります。

彼は何らかの理由において、あなたに別れを告げています。にもかかわらずあなたに戻ったということは、あなた以外にパートナーは考えられないと認識していることになります。こんな場合には、そのまま結婚へと話を進めても、意外にスムーズに行く確率が高いんですね。

この戦略、なかなか難易度は高いものですが、うまくいけば別れの状況から、一転して結婚を引き寄せることもできます。リスクはありますし、成功確率は低いかもしれませんが、最終戦略として記憶しておいていただければと思います。