せっかく彼氏ができて、恋愛の状況も良好なのにもかかわらず、神様はときに意地悪をしたりするものです。突然、彼氏に辞令が下り、彼は遠方での生活を余儀なくされることになるんですね。
「青天の霹靂」ちょっと言葉は古いんですが、彼氏から聞かされた「転勤」の言葉は、あなたにとってそんな状態であるはずです。ちなみに霹靂とは、雷や雷鳴のことを意味する言葉であり、つまりは雲ひとつない青空に、とつぜん「ゴロゴロ」と雷の音が轟くことを意味します。いかがです？かなりリアルですよね。
さて、そこで今回は、遠距離恋愛についてのお話をすることにしましょう。
実は遠距離恋愛は、結婚へと移行するチャンスでもあるものです。また、遠距離恋愛における男性心理についても含め、この苦境をうまく乗り切る戦略について考えを進めていくことにしましょう。
■遠距離恋愛維持率とふたりの年齢にある相関性
遠距離恋愛となっても恋愛を維持することができる確率と、年齢にはある種の相関性が見られるものです。
お二人の年齢層が比較的高ければ、離れて暮らしたとしても恋愛を維持することができる一方で、互いにお若いカップルの場合には、恋愛感情がフェードアウトする可能性が高くなるものです。
若ければ互いに出逢う確率は高くなりますし、どうしても感情的にブレやすいものです。また、20代前半であれば、多くの男女が相手を探しているわけですから、その中で一人で生きることは逆に難しくもあります。
ところがアラサー前後になれば、周囲の同年代の人々は結婚をしていたり、パートナーの存在がある人が多くなることから、確率的に遠距離恋愛が、そのままその恋愛の終焉につながる可能性は低くなるというわけです。
■遠距離恋愛の男性心理
遠距離恋愛における男の感情は、その際の彼女に対する感情によっても大きく左右されるものとなります。
たとえば、彼はどうしてもあなたを離したくない感情を持っていたとしますよね。この場合は、遠距離恋愛になってあなたを一人にさせることに危機感を持つはずです。
よって遠距離恋愛を強いられる状態に直面したことを機に、プロポーズをしようと決意する男性も少ない数ではありませんし、実際にそんなシチュエーションにおいて急いでプロポーズをしたなんて人もいます。
また、結婚まではまだ考えていない男の場合、互いの生活を重視する方向で考える可能性が高いと言えるでしょう。
男は、自分で子供を産む立場にないことから、女性から見れば意外なほど結婚には鈍感なんですね。しかし、生涯に渡り社会で生き抜いていく必要があることから、おおよそ辞令を蹴ろうとは考えないはずです。
よって辞令が下れば、当然それに従うことになります。でも、あなたと会えなくなることは寂しく思いますよね。なぜなら、あなたは彼の恋人なわけですから。
ということで、できるだけ会う機会を増やそうとはしてくれるはずです。
中には海外支社への転勤辞令が下り、超遠距離恋愛になりながらも、しばらくの間、互いに行き来をした末に結婚へとゴールしたなんて夫婦も知っています。
■遠距離恋愛のリスクはどこにあるのか
これについては、改めて説明するまでもありませんよね。先にも触れたように、若ければそれだけ別の異性に出逢う確率は増します。また、精神的にブレやすいことから、移り気が生じてしまい、しかもその際にひとりの状態であれば・・・ということがリスクなわけです。
■遠距離恋愛を良好に維持する方法とは
さて、では遠距離恋愛を維持するための方法について、次に説明を進めていくことにしましょう。
これについてはありきたりではありますが、接点をなるべく多く持つことに尽きると言えます。
「接点って？」
たとえばメッセージでやり取りするのは当然ですが、互いにちょっと長めのメールをやりとりしたりね。最近では、実際の手紙に写真を添えてやり取りをするのが意外に新しい方法でもあるようですよ。
電話については、SkypeやLINEなど無料で通話ができるので、毎日とは行かないまでも、会話の機会は頻繁に設けたいものです。
互いに実際会う機会も定期的に設ける必要がありそうです。
互いに行き来するのが大変なら、中間地点で会って観光を楽しんだりね。また、あなたに休暇を取る必要がある場合があって、しかも彼氏に受け入れ体制があるのなら、出向いてちょっとした新妻を演出してみたりね。うまくすれば、急接近も可能となるかもしれません。
ただし、彼氏が許すならばという前提ですけどね。
■遠距離恋愛で好ましくない行動や言動
遠距離恋愛において、うまく事が運ばなくなる展開には、ある種の共通点を見ることができるものです。
それは、あなたがさびしいがために、彼に負担をかけすぎてしまうことです。特に「仕事と私のどっちが大切なの？」などといった言葉は禁句です。彼はどちらも大切であり、それは彼にとってストレスを感じさせる以外、なんのメリットも存在しない愚問だからです。
「寂しいけど、でも、お仕事頑張ってね」
と応援するとともに、あなたもあなたのライフスタイルを大切にします。そしてそのライフスタイルの中で日々あったことを互いに電話やメッセージ、メールなどで共有することです。
これが円滑にできるカップルは、たまに会うことができたときにも、「久しぶりだね」というよりも、「昨日の仕事の失敗、大丈夫だった？」などと日常の会話で話を始めることができたりしますよね。
いつもは会えないものの、なんでも語り合うことができて、二人の状況は常に共有されている。そんなカップルは、しばらくの遠距離恋愛にも負けることなく、恋愛は良好に続く傾向にあるようです。
どうぞ、あなたも遠距離恋愛をうまく成功させてくださいね。
遠距離恋愛を乗り切ることができた二人であれば、結婚もまたうまくやっていくことができることでしょう。
頑張って乗り切ってくださいね。