「これまで普通の男友達だったのに、なぜか好きになっちゃって・・・」
恋愛感情は理屈ではないので、これまで普通の男友達だったのに突然心がときめきだしてしまった自分に驚くなんてことも、珍しい話ではありません。
そしてそのきっかけは、たとえば彼のさりげない優しさのこともありますし、運転の際のハンドルさばきであることもあります。
「ドキッ」
あなたは突然沸き起こった感情を止めることができません。さて、どうしましょうか。
■友人関係と恋愛関係の相違点とは
男友達を恋人にする戦略をとるためには、まず、友人関係と恋愛関係の相違点について把握しておく必要がありそうです。とはいえ、人の感情なので明確に切り分けるのは難しいんですが、愛情には友情にはない情が存在するものです。
愛情とは、もともと遺伝子に組み込まれた感情でもありミッションでもあります。人が子孫を残し、自らの遺伝子を継承するためには、子供を産み育てる必要があります。そして、その起点となる感情が愛情なんですね。
このため、愛情には友情にはない独占欲が含まれます。つまり、相手を自分のものとしたい、他者には渡したくないといった感情があるわけです。
これもまたミッションの一環といえるわけですが、好きになった相手が自分以外と接触を持てば、自分の子供を作ることができませんし、子供ができたとしてもそれを育て上げる環境を構築することができませんよね。
男友達が自分以外の女性とお話をしていても何も感じないのに、好きになった瞬間に、それが気になって仕方なくなるのには、そんな理由も存在するわけです。
■独占欲を育むための戦略
愛情には友情にはない独占欲が強く働くことについて、ご理解いただけたでしょうか。
次にこの独占欲を彼に植えつける戦略を考えます。
男友達であるターゲットの彼は、あなたを女友達のひとりとして見ています。でも、そんな彼を恋人にしたいわけですから、彼にもあなたを独占したいという感情を植え付ける必要がありますよね。
でも、男友達に「私を独占して」と切り出したなら、120%の確率で引かれてしまいますよね。そこでまず、独占を前面に出さずに、二人だけの秘め事を作り出すことにします。
「二人だけの秘め事を作り出す?そんなことできるの?」
ええ。必ず成功するわけではありませんが、方法は意外に簡単です。
あなたと彼は友達関係にあるわけですから、二人で話す機会を作るのもさほど困難な話ではありませんよね。そこで、二人になった時に、ちょっとした相談を彼に投げかけることにします。些細なことでもかまいません。でも、「あなただから話せることなんだけど・・・」との前置きを忘れずにね。
で、その相談を終えた後に、「ありがとう。でも他の人には内緒にね」と言葉を添えておきましょう。
■秘密の共有による関係性の深まり
この戦略の目的とは、実は秘密の共有を作り出すことにあります。あなたがちょっとしたことを相談し、それが「あなただから話せること」「他の人には内緒」としたことで、二人だけの秘密を作り出すことになりました。
実はこの秘密の共有は、それを共有する者同士の関係性を深めることが心理学的にも明らかになっています。
これは、実際にご自分の過去を振り返ってみることでご理解を頂けるはずです。これまでにもし恋愛経験をお持ちであれば、二人だけの秘密はいくつも存在したはずです。
これは実は当然の事であり、付き合っていれば二人だけの時間は増えることになります。そしてそこで交わされた会話は、第三者に話すことではなく、当然二人だけが持つ記憶として積みあがりますよね。つまり、二人だけの記憶と、互いの恋愛感情には相関関係があるわけです。
そこで今回は、恋愛感情が先になることはできなかったわけですが、代わりに相関関係のある秘密の共有状態を先に作り上げたというわけです。
さて、ちょっとした相談に乗ってくれた彼、もし彼がそれを嫌がらなければ、そのことから波及する次の相談をすることも可能となりますよね。
「あなたしか相談できる相手がいなくて・・・。いつもごめんね」
そうあなたは申し訳なさそうに彼にお願いすれば、彼は快く次の質問にも答えてくれるでしょう。そしてそれは秘密の共有をさらに積み上げることになります。また、「あなただけ」という言葉は、男にとっては意外に高い効果があるものです。
その言葉には「あなたを選択する」という意思が含まれており、自分が選択された事実に相当する喜びを、無意識のうちに男は感じ取るものだからです。そしてこれを感じる相手に対して、男は独占欲を抱く傾向があるんですね。
さあ、この段階までくればしめたものです。
より多くの時間を二人で過ごし、そしてこれまでお友達としてしか話さなかった以上のお話をふたりで交わします。
すると積みあがる時間の量だけ、二人の関係性は深まり、そしていつしか二人は恋愛感情でつながれることになるわけです。