毎回トップの成績を叩き出す有能な営業マンは、心理学を知り抜いているものです。また、人間の心理をうまく利用した会話術を使いこなすことで、顧客の誘導を巧みに行うことも可能です。
さて、今回はそんなノウハウの一端をあなたにお教えすることにしましょう。男をあなたの意のままに動かすための会話術です。いかがです?ちょっとスゴそうでしょ?
■ターゲットの彼からあなたが望むイエスを引き出す
まず最初は、ターゲットの彼からあなたが望むイエスを引き出す方法から解説を進めることにしましょう。
たとえば、あなたはターゲットとドライブに行きたいとしますよね。で、彼にドライブに行こうと提案したとします。この際に、彼から高い確率でイエスを引き出すことができれば、あなたの意のままに彼を動かしたことになりますよね。
これにはまず、イエスを引き出す以前において、イエスと答える質問をいくつかダミーとして投げかけておくというものです。
たとえば、夏であれば、
「今日も暑いね」とか「空が青いね」とかね。これらの質問には、おおよそ「そうだね」と肯定的な答えを返すしかありませんよね。
そしてこのダミーの質問の次に、「ドライブ行きたいね」と投げかければ、多くの場合、ダミーの質問と同様に「そうだね」といった肯定的な答えを引き出すことができるというものです。
「本当かなぁ?」
ですよね。でもこれ、心理学にもとづくものであり、意外に効果的な戦略でもあります。
■ちょっとしたお願いをきいてもらうための戦略
また、ターゲットにちょっとしたお願いをしたいとがあったとしますよね。この場合には、その理由付けに加えて、彼のプライドをちょっと刺激することのできる褒め言葉を事前に挟むことで「いいよ」と承諾を得る可能性を高めることが可能となります。
「理由付けとプライドの刺激?」
これは実際には、なぜお願いをしたいのかといった理由であり、それがなぜターゲットなのかという説明でもあります。これを端的に短い一言で伝えます。たとえば、こんな感じです。
「実はちょっと困っていることがあって、頭の回転が誰よりも早いあなたにきいてもらいたいんだけど」
この場合、前半が理由、後半がプライドの刺激です。すると、多くの男は「いいよ。困ってる事って?」と答えてくれるはずです。
理由付けはどのようなものでもかまいません。でも、理由付けをすることで人は依頼を受けざるを得なくなる傾向にあるんですね。
また、プライドの刺激は、そのまま女性に認められているという認識にもつながるために、ここではノーとはなかなかいえなくなるんですね。これも男の心理を突く戦略と考えて良いでしょう。
■ノーを言わせない質問を投げかける
たとえばあなたは幸運にもターゲットとのデートにまで漕ぎ着けたとします。その日は映画を見たり公園を歩いたり。で、太陽は西へと傾きだしてるわけですが、あなたはこのまま別れて帰りたくないとしますよね。
この際に「帰る?」と聞いてしまうと「そうだね」といわれる可能性が高まりますよね。
一方で「ねえ、安くてとっても美味しいお店があるんだけど・・・」と提案した後に、
「ひとつは地酒がいっぱい置いてある居酒屋、もうひとつが料理がとても美味しいダイニングバー。どっちがいい?」と畳みかけます。
少々強引に思えるかもしれませんが、2択を提示されると、意外にも提示された側はこの2択のどちらにしようかとの選択に意識が向くんですね。当然ノーとは言いにくい展開となります。
あなたとしては、そのどちらを選択してくれても目的を達成することができます。つまり、いずれの答えを得ても良いわけです。
この手法も、営業マンがよく用いる会話術といえます。覚えておいて損はないはずです。
さて、いかがだったでしょうか。
これまで説明した会話術をうまく活用することで、あなたは男を意のままに動かすことが可能となります。
なお、この会話術に、あなたの笑顔を添えることでその成功確率はさらに高まるはずです。あなたの笑顔もまた、男を誘導する上で最強の武器であることも、しっかりと覚えておいてくださいね。
頑張ってね。